スプリングブルック国立公園の魅力を徹底調査! 魅力はこんなところにあった?
スプリングブルック

ゴールドコーストから車で約1時間行ったところにある世界自然遺産に登録されているスプリングブルック国立公園があります。自然と触れ合うことが大好きな人にはぴったりの観光スポットとして地元の方達からも愛されています。

そんな観光客からも地元民からも愛されているスプリングブルック国立公園の魅力や見所を筆者のおすすめとしてまとめてみました。ぜひ旅の参考にしてください。

スプリングブルック公園とは?

スプリングブルック国立公園

ゴールドコースト内陸部に位置するヒンターランドの南部、ニュー・サウス・ウェールズ州との州境にスプリングブルック国立公園はあります。1994年にユネスコによって世界遺産に認定された大自然が楽しめるスポットとして注目されました。ここの自然は数百年以上の年月をかけて形成されたナチュラル・ブリッジに生息する美しい『土ボタル』を一目見ようと世界中から観光客が訪れています。

場所が標高900mにあるので夏でも涼しく、冷温帯雨林に生育している動植物が多く観察できることが知られています。南半球で最大のカルデラがありますが、これはかつてこの場所で火山活動があったことを示す地球の歴史の軌跡でもあります。

手つかずの自然が広がる!

他にも亜熱帯雨林、断崖絶壁、亜熱帯ユーカリ林が茂る森、そこに住まう美しい野鳥やポッサム、パディメロン、カンガルー等の有袋類が住む大自然が人の手が全く入っていない状態で広がっているのです。

高原には雰囲気がある宿泊施設やレストラン、カフェも多くあります。自然を満喫しようとやってくる地元オーナーや、週末に大自然で家族と過ごすという方も多いそうです。

ブリスベンやゴールドコーストからのツアーが多い

スプリングブルック高区立公園は、1992年にナチュラル・ブリッジ地区がレクリエーションおよび景観保護区として設立されて観光客からの人気が高まり、ブリスベンやゴールドコーストからのツアーが実施されるようになりました。観光のほとんどはこの地区の滝や展望台で、景色の見学程度なら比較的歩く距離も少ないですし、舗装が入っているウォーキングトラックもあるので奥まで散策しない場合であれば車椅子の方も駐車場から園内にアクセスできます。

スプリングブルック公園観光のおすすめルートを紹介

おすすめルート

約34.25k㎡の広大な面積があるスプリングブルック公園ですが、広い分見所やおすすめルートが沢山あります。その中でもこれだけは見逃せないポイントのご紹介です。

土ボタル

土ボタル
土ボタル

スプリングブルック高区立公園で見られる『土ボタル』は洞窟に生息しているのですが、この『土ボタル』が洞窟を照らす姿は満天のプラネタリウムを見上げているような錯覚に陥るでしょう。アニメ映画の天空の城ラピュタに登場する飛行石のモデルになっているといわれており、映画を見たことがある方ならどんな美しい輝きなのか何となく想像できたでしょうか。夜になると沢山の土ボタルが一斉に輝きを放つ光景は圧巻で、自然の不思議を感じることでしょう。

同じホタルと名前が付く昆虫は日本でも手付かずの自然の中で観察することができますが実は『土ボタル』は蛍の仲間ではないのです。『ヒカリキノコバエ』の幼虫で、それぞれべたべたした蜘蛛の巣のような罠をつくってその罠にくっついた虫を餌にしているのですが、餌になる虫を寄せ付ける為に自分が発光しているのです。

成虫になるまでの9ヶ月ほどの間が青く光るのですが、その後は蛹になり3日ほどで死んでしまいます。幼虫の次期は成虫になる為の栄養を摂取するために捕食をしますが成虫になった『土ボタル』には消化器官がありません。次世代を残したらその役目は終わるのです。

儚く美しい『土ボタル』が観察できるのはスプリングブルック国立公園のナチュラルブリッジという場所がおすすめです。自然の風化によって作り出された橋のような形状の美しい洞窟です。『土ボタル』が見られるのは夜間の暗くなっている間だけなので、駐車場から歩いて10分の道のりは懐中電灯を持参した方がいいでしょう。

ナチュラルブリッジの昼間の魅力は?

昼と夜で印象が全く違うのが『土ボタル』が好んで生息しているナチュラルブリッジですが。前述したように夜は自然に風化によって作られた天然の橋、その岩壁の天井に青白く輝く『土ボタル』が神秘的な光景を見せてくれます。だからといって昼間は全く見所が無いわけではありません。昼間はたっぷりのマイナスイオンを体全体で感じながらの森林浴がおすすめです。日本にはないような手つかずの広大な自然の中は、最高の場所に間違いありません。

②タンボリンマウンテン・グローワーム洞窟

洞窟
洞窟

こちらは土ボタルを昼間に観察したい人向けのルートです。子供やお年寄りは夜間薄暗い道を歩くのは危険です。しかしスプリングブルック国立公園には人工的に作られた『タンボリンマウンテン・グローワーム洞窟』で土ボタルを飼育しているので寒暖の影響もあまり受けず昼間でも土ボタルを観察することができます。

③パーリングブルック滝

滝

106メートルの落差を持つ滝で、様々な角度から眺めるポイントがいくつもあります。トレッキングコースにもなっているルートで約4キロのコースを徒歩で進みます。途中に滝が見られる展望台があり雄大な滝の様子を眺めることができます。そこから折り返して200メートル程のトレイルを楽しめます。お目当ての滝までの道のりの間にも様々な看板や歴史が感じられる石碑が立っており、ガイドさんが居れば先住民族アボリジニのことも解説してくれます。

④ベスト・オブ・オール展望台

ベスト・オブ・ルックアウト
ベスト・オブ・ルックアウト

スプリングブルック国立公園内でも屈指の人気のルートなのがこちらの展望台です。国立公園最南部にある展望台からマウント・ウォーニングや広大なカルデラ地形を眺めることができます。見所は展望台からの景色だけではなく、駐車場から展望台までのウォーキングトラック沿いの冷温帯雨林かなりの見ごたえです。

自生しているナンキョクブナも探してみてください。これは南極大陸と地続きであったということの生きた証明なので、是非探してみてください。

⑤トレッキングルートで公園を辿っていく

トレッキングルート

時間と体力に余裕があればスプリングブルック国立公園のおすすめスポットを巡りながらトレッキングをしてみてはいかがでしょうか。所要時間6時間~7時間ほどかけて公園をぐるっと囲むように辿っていきます。高低差はありますが危険な道はありませんので歩きやすい格好でタオルや飲み物を持っておけば大丈夫です。要所要所に展望地や展望台もあり、地球の歴史を感じられる南極ブナを見つけたり、滝の裏を通ったりと全身で自然を感じることができるでしょう。

スプリングブルック公園観光の注意点

観光の注意点

服装はしっかり準備

スプリングブルック国立公園ですが公園といってもほとんど手付かずの大自然なので服装は森や山へ入るのに適した物を着用しましょう。靴もサンダルやヒールではガイドさんに止められてしまいますので、手持ちがない場合でも現地に到着する前に購入しましょう。何時間も歩く予定がある方は滑りにくい靴、雨や水に濡れても平気な服装が必須です。オーストラリアが冬の場合は昼間でも公園の中は気温が低いので暖かい上着を用意しておきましょう。

②虫対策

虫が苦手だったり気になる方は虫対策をしましょう。夜間は日中よりも蚊が増えますので虫除けスプレーは必須かもしれません。ただし、洞窟内での虫除けスプレーの使用は絶対に避けましょう。土ボタルも参ってしまいます。

③夜間は懐中電灯を

夜に土ボタルを観察するために駐車場から洞窟へ徒歩で向かうことになりますが、スプリングブルック国立公園内には明かりはほとんどありません。自分の足元を懐中電灯の明かりのみで照らして慎重に歩くことになります。懐中電灯は1つだけでなく予備のものもあれば心強いでしょう。

注意として土ボタルに直接明かりを当ててはいけません。あくまで足元を照らすときだけの使用にしておきましょう。

④街からスプリングブルック国立公園までの道のり

実はスプリングブルック国立公園までは公共の交通機関がありません。そのためレンタカーを借りて現地へ向かうかツアーへ参加することになります。諸々のことを考えるとツアーに参加したほうが、ガイドさんがついてくれるので安心ではありますね。

⑤混雑している期間がある

11月~3月になるとオーストラリアの人は旅行シーズンになるそうです。年末はクリスマス休暇から3月~4月はイースターホリデーやスクールホリデー期間がありオーストラリアの家族連れが多くなり、ホテルの予約も取りにくくなってしまいます。混雑が苦手だったり、のんびりとした旅にしたい場合はこの期間を避けると快適でしょう。

まとめ

スプリングブルック国立公園まとめ

スプリングブルック国立公園の魅力が少しでも伝わったでしょうか。オーストラリアと一部の地域でしか見ることができない土ボタルや、観光地化されていてもほとんど手付かずの自然はここでしか見られない景観ばかりです。夜は満天の星空にはっきりと見える天の川が手つかずの自然を感じさせてくれます。大地に根をはる南極ブナに樹齢1000年以上の巨木、鳥のさえずり、力強い滝の音、火山の噴火によって大きく起伏した大地、亜熱帯雨林は今にも恐竜が出てきそうな雄大さです。

人間の手では決して作り出せない美しく力強い大自然に多種多様な動植物も外来種や気候変動によって絶滅の危機にさらされていたりします。きっとスプリングブルック公園に足を運べば自分たちが環境への関心を忘れないように、守りたい気持ちを持ち続けられるよう、強く思う事になるでしょう。素晴らしい自然をこれから守っていくためにも、特に懐中電灯と虫除けスプレーは土ボタルの迷惑にならないように使用しましょうね!

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Tanaka Taku
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